OntoGenix: Leveraging Large Language Models for enhanced ontology engineering from datasets
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 論文ID | P36 |
| 区分・分類 | 論文・スキーマ・オントロジー |
| 著者・所属 | Mikel Val-Calvo, Juan Mulero-Hernández, Ginés Almagro-Hernández, Jesualdo Tomás Fernández-Breis(Universidad de Murcia)/Mikel Egaña Aranguren(University of the Basque Country (UPV/EHU))/Prashant Deshmukh, José Antonio Bernabé-Díaz, Paola Espinoza-Arias, José Luis Sánchez-Fernández, Juergen Mueller(BASF SE)※本文を読めないため OpenAlex の書誌データから転記 |
| 発表先 | Information Processing & Management |
| 発表日 | 2024-12-24 |
| 引用数 | 21(OpenAlex 2026-10-06時点) |
| 言語 | 英語 |
| URL | https://doi.org/10.1016/j.ipm.2024.104042 |
| 取得できず | |
| 読んだ範囲 | 要旨のみ(Highlights と著者公開の GitHub リポジトリ OntoGenix・OntoGenixEvaluation を含む) |
論文タイプ
新技術。CSV データセットから LLM でオントロジーを作るパイプライン OntoGenix を提案し、人手で作ったオントロジーと比べて評価しているため。
研究の目標
- 背景:Knowledge Graph はオントロジーを使って異種データを統合する。ただしオントロジー開発はドメイン専門家とオントロジーエンジニアの共同作業が必要で、資源を食う。企業は、大規模・複雑でエンジニアにとって馴染みのないデータセットから Enterprise Knowledge Graph とオントロジーを作り保守するのに、多くの資源を投じている
- 到達点:データセットからのオントロジー開発を LLM で支援し、オントロジーに基づく KG 生成の自動化を進める。手法はマッピングと RDF データも生成できるが、本論文はオントロジーに絞る
技術的なやり方
要旨にある流れは「データ前処理 → オントロジー計画 → 構築 → エンティティ改善」。これを OntoGenix ツールに実装し、商業活動に関する6データセットに適用した。各段階の中身は GitHub の設計文書から補った(論文本文と同じかは未確認)。
| 段階 | 内容(GitHub 設計文書より) |
|---|---|
| データ前処理 | CSV を読み、一意識別子と URI を生成。列を数値・テキスト・カテゴリに分けて統計を要約し、JSON にする |
| 計画(Prompt Crafter・Plan Sage) | LLM がクラス、サブクラス、object/datatype property(domain・range 付き)、外部語彙へのリンクを高レベル構造として提案する。ユーザーが構造を指示することもできる |
| 構築(OntoBuilder) | OWL オントロジーを Turtle で生成する |
| エンティティ改善 | エンティティ単位でアノテーション、別名ラベル、制約を追加する |
| マッピング(本論文の対象外) | RML マッピングを生成し、エラーを返して自己修復させる |
- LLM:GPT-4(README)
- 評価データ:Airlines Customer Satisfaction、Amazon Ratings、BigBasket Products、Brazilian E-Commerce (Olist)、Consumer Complaint、E-Commerce Data(Kaggle)
- 評価方法(評価リポジトリより):経験5年以上のエンジニア2名が人手版を3本ずつ作る。OQuaRE(19指標)、OOPS!(41種の落とし穴)、経験10年以上のエンジニアによる定性評価、作業時間の比較で人手版と比べる
結果
要旨には数値がない。要旨の結論:OntoGenix のオントロジーはモデリングに一貫したパターンがあり、使った品質指標の大半で人手版に近い。ただし最も複雑な状況は、人手版のほうがうまく表現している。
以下は評価リポジトリの数値(論文本文と同じかは未確認)。
| 項目 | OntoGenix | 人手 |
|---|---|---|
| OQuaRE で上回った指標 | RFCOnto, NOMOnto, RROnto, ANOnto(内容の豊富さ) | WMCOnto2, DITOnto, PROnto(構造の複雑さ) |
| OOPS! の落とし穴(重大/重要/軽微) | 59(11/22/26) | 38(4/13/21) |
- OQuaRE 19指標のうち、両者が同じスコアの指標はデータセットごとに10〜17個
- OntoGenix の出力から人手版を仕上げると、6データセットすべてで作業時間が短くなった。短縮は26.2〜218.6分(8.2〜58.3%)。修正の手間は1〜5の評価で全件3以下
限界・課題
- 要旨・Highlights:複雑なモデリング状況を捉えるのが苦手
- 評価リポジトリ:schema.org との誤った equivalentClass が多い。同じエンティティを data property と object property の両方にするなどの hallucination がある。クラスと個体の使い分けや表現力の高い公理では人手版に劣る(一方でアノテーションは人手版より多い)
要点
CSV データセットから GPT-4 でオントロジーを計画・構築・改善するパイプライン OntoGenix を提案した。EC など6データセットで人手版と比べると、品質指標の大半は同等でアノテーションは多い。ただし複雑な構造の表現は人手版に劣る。